PROJECT X ZONE

『PROJECT X ZONE』とは

『PROJECT X ZONE』は、2012年10月11日にバンダイナムコゲームス・バンプレストレーベルから発売された、ニンテンドー3DS用のシミュレーションRPGです。本作は、カプコン、セガ、バンダイナムコゲームスのキャラクターが一堂に会する、夢のクロスオーバー作品であり、様々なゲームの世界観が融合しています。略称は「プクゾー」や「PXZ」と呼ばれています。

ゲームの概要

本作は、過去のクロスオーバー作品である『NAMCO x CAPCOM』や『無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ』のエッセンスを引き継いでいます。根底にあるストーリーは、異次元の歪みや、キャラクターたちの再会をテーマにしています。

タイトルの背景

ゲームのタイトルに関しては、各社の名前を含める案もありましたが、続編ではない新プロジェクトとして、プロジェクト名をそのまま冠しました。公式ブログでも、「クロスゾーン」とは異なる作品が交じり合う領域を意味する言葉だと説明されています。オープニングアニメーションは雨宮哲によって監督され、そのストーリーテリングの一環として認識されています。

ストーリー

物語の舞台は黄龍寺。経界石という神秘的なアイテムが何者かに盗まれ、美依は家庭教師兼探偵である小吾郎に事件の解決を依頼します。二人は窃盗団の「オロス・プロクス」との遭遇を通じて時空の歪みに巻き込まれていき、次元が崩れ、異なる世界から来た者たちが交錯し、ともに協力してそれぞれの世界に戻るための戦いを繰り広げます。

登場キャラクター

本作にはオリジナルキャラクターや、各ゲーム作品から選ばれた多彩なキャラクターが登場します。キャラクターたちはそれぞれ独自のテーマを持っており、オリジナルキャラクターの小吾郎と美依はペアユニットを組んでいます。小吾郎は表向きは探偵ですが、その正体は「雇われ忍」として活動しており、独特な個性がプレイヤーに印象を与えます。同様に美依も、霊力を秘めた重要なキャラクターとして位置づけられています。この二人を中心に、さまざまなキャラクターが登場し、個別の物語を展開していきます。

様々な作品とのコラボレーション

本作は、鉄拳シリーズ、ゼノサーガ、.hackシリーズ、バイオハザードなど、多数の人気ゲームキャラクターが共演している点が特筆されます。各キャラクターの個性や物語性を尊重した形でストーリーが編成され、異なるゲームファンを魅了しています。

音楽

オープニングテーマ「Wing Wanderer」とエンディングテーマ「GALAXY」は、どちらも高橋洋子が手がけており、作品に華を添えています。これらの音楽はゲームの雰囲気を一層引き立てるエレメンツとなっており、プレイヤーの感情をも捉える力があります。

プロモーション

ゲームは2012年にNintendo Direct|Nintendo_Directで発表され、早期購入者には特典が付属しました。体験版も配信され、広範囲なプロモーションが展開されました。これにより、ファンからの期待を高め、長年愛されるタイトルとなりました。

『PROJECT X ZONE』は、ただ単にキャラクターたちが集まるだけでなく、それぞれの物語が交錯し、友情や戦いが描かれる魅力的なRPGです。多様なゲームファンに向けて、いつも新たな体験を提供しています。

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